働く女性の応援プログラム 第4回 開催レポート

平成28年11月20日(日)13:30~16:30

当日の流れ
 -オリエンテーション
 -堀江敦子さん講演&ワーク(スリール株式会社 代表取締役)
 -グループワーク「これから”したいこと”を考えよう」

◆  第4回「働くママも子供もハッピーになる”教育”を考えよう!」 講師:堀江敦子

”働く”と”育てる”の両立が難しい…​

 働くママが、自分らしい働き方や子供の育て方を考えるための「働く女性の応援プログラム」第4回が11月20日に開催されました。
  「働きながらの子育てがうまくできない…」「教育の正解ってあるの?」など、ママにとって、子供がより良い人生を歩んでいくことは願ってやまないこと。
  そこで、今回は200名以上の子供と触れ合いながら様々な家庭を見てきた堀江さんをお招きして、「働くママと子供」についてじっくり考えました。

 まずは、参加者同士の自己紹介タイム!グループ内で、名前や家族構成、今回参加した目的などを共有し、交流を深めました。やはり、子供に関する悩みは共通することも多く、どのグループも話が尽きない様子でした。




現代の子育ては前代未聞!

 自己紹介の後は、早速講演とワークの時間です!
  今回お招きしたのは、学生のキャリア教育と子育てサポートを行うスリール株式会社 代表取締役の堀江敦子さん。学生の頃からベビーシッターをするなど、数多くの子供たちと向き合ってきた堀江さんから、ママが働く中で、どのように子育てを捉え、子供と向き合っていけば良いのかについて、講演とワークを通じて新しい視点をいただきました。




 「国も女性が働きながら子育てをすることを応援しているから、自信をもって活躍しましょう!」という心強い言葉でスタート。
時代の流れと共に変わってきた、”家庭の在り方”や”子育てへの周囲のサポート”について述べ、「核家庭で共働き」は歴史的に見ても誰もやってきていないことであるとの説明には参加者からも「そうだったのか…!」と驚きの声が漏れていました。

 働くママが置かれている状況を理解した後は、3年後になりたい姿を想像するワークです♪
ワクワクする3年後の自分を想像しながら、そのシチュエーションを具体的に絵に描きました。
障壁はさておき自由に将来を思い描くことで、「自分のやりたいことをやってみよう!」「心に余裕をもとう」といった気づきがあったようです。
 
 続いては、「子供」について考える時間です。
 日本では、子供が3歳になるまではママがずっと側にいた方が良いという”3歳児神話”が根強く残っています。しかし、堀江さんは「量より質というアンケート結果が出ている」と指摘。この言葉に、「3歳までは母親が見ていないと、子供の発達に影響が出るのかも…」と不安を抱いていた参加者も、働き続けることへの後ろめたさが少しやわらいだようです。

 堀江さんが述べた子育てをする上で大切にすべきポイントの中で、「子供は関係性の中で育つ」という考え方と、「子供の成長に応じてサポート内容は異なる」という学びは、参加者にとって新たな気づきとなりました。

 子育てはついついママがひとりで抱え込みがちですが、実は色々な人との関わり合いの中でたくましい子供に成長するとのこと。また、子供は幼児期からの成長過程で、「物理的サポート」、「精神的サポート」、「勉強のサポート」など、年齢によってサポートすべき内容は異なるとのこと。たとえ子供と過ごす時間が限られていても、子供の成長に合わせて、その時々に大切にすべきサポートをできるかどうかが重要とのこと。

 この説明には、「働いて時間がない中でも、子供にとって本当に必要なサポートができれば大丈夫なんだ」と励みを得られた方が多くいらっしゃいました。

 「祖父母のみならず、ファミリーサポート、ベビーシッター、学生など、様々な立場の人とチームを組んで子育てをすることは、実はママだけではなく、子供にとってもプラスになる。」
「子供が望むことは、ママとパパの“笑顔”」これらの言葉は、参加者の心に響いたようでした。
自分自身と子供の「笑顔」を大切にできるように周囲の人々とチームを組み、心に余裕のある子育てをしていきたいですね!

チームを組んで子育てをしていこう! 

 子育てにおいて、何を大切にすべきなのかを考えた後は、“Voice for Tokyo(~のために~したい!)”として、「未来のために自分がとりたいアクション」を宣言してもらいました。

<Voice for Tokyo(一部)>

・子供たちが笑顔で成長するために、スマイルママたちを増やしたい!

・家族それぞれが本当にやりたいことをやって笑顔でいるために、どの分野で外部サポートが必要か棚卸したい!

・子供の心と体の健康のために、私・夫・母の得意分野をシェアしてチーム作りをしたい!

 子育てを一緒にしていく環境づくりをしていこうという熱い決意表明が多く見受けられました。これからの子育ての在り方が、どんどん変わっていきそうな予感!働くママにとっても、子供にとっても、心から幸せを感じられる瞬間がもっと増えていくことを願っています!



アンケート感想(一部)


・歴史的背景の中で、私たちのような子育て世代がどんな位置にいるのか、子供の成長と仕事との関係をよく考えるきっかけとなりました。元気が出ました!

・他の人の子育てに関する意見を聞いて参考になること、共感することが多くあった。

・自分ひとりでどうにかしようとしない、ということに気づきました。
 子育てのパートナーと理想を語り合い、未来像を共有したいと思いました。

・子供にどう育ってほしいかを考えることと、自分がどう生きたいかを考えることはイコールなんだなと感じました。

・もっと周囲に頼っても良いかもと思いました。

・今から家族と一緒に何ができるのか、どうしていったら良いのかが体系的に理解することができました。あれもこれも、ではなく、日々の中で工夫し何ができるか考えていきたいと思い


▶▶ 第5回「交流会」 開催レポートはこちら


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