働く女性の応援プログラム 交流会 開催レポート

平成28年12月4日(日)13:30~16:30

当日の流れ
 -オリエンテーション
 -第1回~第4回の振り返り
 -ワーク「”理想の風景”をたくさんかきだそう」&交流タイム

◆  第5回「交流会」 

働くママのチカラは無限大!みんなで一緒に立ち向かおう
  

 自分らしい働き方や子供の育て方を考えるための「働く女性の応援プログラム」も、いよいよラストの「交流会」を迎えました。12月4日に開催された最後の回には、参加者と、参加者がぜひ一緒に聞いて欲しいと願う方(同僚やご家族など)がたくさんいらっしゃいました。

 まずは、第1回から第4回までにご登壇いただいた講師およびパネリストと一緒に、各回でどういうことが語られ、参加者からどのような意見が出たのか振り返りタイムです。
それぞれのポイントをおさらいすると共に、各講師およびパネリストからは当日の感想と参加者へのエールをいただきました。

第1回目と第2回目の振り返り:講師 白河桃子さん
▶▶第1回開催レポートはこちら
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 当日を振り返り、白河さんからは、「働き放題だった日本の男性社会に、限りある時間で動かないといけない”働くママ”が参入してきた。そこでようやく長時間労働が話題になった。多様性がある会社はイノベーションが起こると言われていて、日本にも必要とされているが、実は個人に立ち返ると、同じ人なんていないという意味では多様である。多様性の可能性を引き出すようにがんばってほしい。」とコメントをいただきました。

第3回目の振り返り:パネリスト 田中美和さん、先輩ママさん
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 当日を振り返り、田中さんからは、「ひとりで抱え込まず、横のネットワークを張り巡らせて、課題を共有し、どう歩んでいけば良いのかヒントを得ることが大切。女性だけでなく、社会全体の働き方を変えていくことで、女性も活躍できる世の中になる」とコメントをいただきました。

 そして、先輩ママさんからは、「まずは自分を見つめる時間を持つことが大切。肩のチカラを抜いて一緒にがんばりましょう」とエールをいただきました。

第4回目の振り返り:講師 堀江敦子さん
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 当日を振り返り、堀江さんからは、「パパとママの笑顔が大事。自分の子供のためにも、「自分がどうしていきたいのか?」を子供と、そしてパートナーや上司に伝えることがとても大切。自分がどうしたいのか(ミッション)を伝え、共有することで、今やるべきことや、やって欲しいことを周囲も理解し、動いてくれるようになる。」とコメントいただきました。



チームを組んで子育てしていこう!

 振り返りの後は、それぞれの「理想の風景」を考える時間です。自分自身が望む未来を言葉や絵にすることで、今取り組むべきことがおのずと見えてきます。「理想の働き方は?理想の暮らし方は?」という視点で考えましたが、みなさん、たくさんの風景が思い浮かんだようで、模造紙はいろいろな「理想の風景」で埋め尽くされました!
 
 それぞれの「理想の風景」は交流をしながら全体で共有。共感が高かったものを一部ご紹介します!



<理想の働き方について>

★リモートワークを取り入れて場所に縛られない働き方
☆残業をしない働き方
★仕事の成果が出る(給料や仕事内容など)
☆明るいうちに帰る
★長期休暇をとる

“残業をしない”や”明るいうちに帰る”など、帰宅時間に関するワードがよく出ていたことに対して・・・。

白河さん
-フランスは子供が寝る20時以降は夫婦の時間。週末もベビーシッターを雇ってデートをするほど。夫婦関係が良好なことが、家族の安定にもつながるという認識がある。日本も夫婦関係を大切にできるようになってほしい。

田中さん
-タイムマネジメントができるようになると、仕事もプライベートも充実してくる。長時間労働から脱却して、時間をうまく使えるようになることが望ましい。

<理想の暮らし方について>
★週末は家族の時間をきちんと持つ
☆議題を決めて週末話し合いをもつ食卓
★夫婦だけの会話をする
☆夫とデートする
★夫婦や子供も生涯学習する
☆寝る前に家族団らんの時間をつくる
★毎日しっかり1時間のフリータイムをもつ
☆家事代行もシッターも当たり前
★夕飯を半分くらい誰か他の人が作ってくれる


“夫婦の時間”や”自分の時間”など、自分を含めた家族みんなの自由時間の在り方が出たことに対して・・・。

堀江さん
-夫婦が幸せだと、「自分は愛されて生まれてきた」という子供の自己肯定にもつながる。親や親戚に預けるだけではなく、学生に預けることもできるので、夫婦の時間を持つためにもいろいろと取り組んでほしい。

田中さん
-自分の時間について、6時間を4セッションで区切って生きている女性がいる。時間を意識して毎日を組み立てると満足度も変わってくるので、みなさんも心地良い時間のサイクルを見つけて欲しい。

 そんな中、理想の風景「夕飯を半分くらい誰か他の人が作ってくれる」について、近所のレストランのシェフに交渉して1週間分の夕食をタッパーに作ってもらうという作戦が参加者から披露されました。これには会場からは驚きの声が!「こうありたい!」と強く思い周囲を見渡して交渉することで、現実は変えていけるかもしれない、という自信につながりました。

 これから先、「理想の風景」を口に出しながら様々な人に伝え、相談してアイデアを募り、いつか実現してほしいです!実現した先には、きっと「ママになっても楽しんで働いていられるんだ!」という希望に満ちた女性が増えるのではないでしょうか。



アンケート感想(一部)

・自分が書いたポストイットを持ち帰りたいくらいでした。それくらい理想への想いが溢れました。
 他の方々のアイデアからもたくさん刺激をいただきました。

・自分が心地よく働いていくためのアイデアの芽に気付けた。いろいろな理想の働き方のイメージが膨らんだ。

・みんなで”いいね!”を出したり、自分たちの書いたアイデアを説明することで、
 各自の考え方を深く理解できて大変良かった!

・視野や考え方の多様、自分の世界観の広がりにつながり実に勉強になりました。

・意識の高い意見をたくさん聞き、時間の使い方をもう少し考え、変えていきたい。

・理想に向き合うことが少なかったので、自分がどうしたいか見つめ直せてよかったです。
 働き方の棚卸しをしようと思いました。

 

 


 




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